このブログ「算数日記」では、古今東西の中学入試算数の問題を紹介し、解説を行います。
中学入試問題で出題される算数の問題は、
普段小学校で習っている内容に比べるととても高度なものが多く、
単元ごとにマスターするべき解法が数多くあります。
また、難関校・上位校に合格するためには、テクニックも覚える必要があります。
当塾公式Twitterアカウントにて、ほぼ毎日(というよりも2日に1回ペース。。。)で更新している“毎日算数”という企画があります。
1日1題、中学入試問題で実際に出題された問題を投稿してその翌日に答案板書を投稿する、という企画です。
ブログの記事では、Twiiterに投稿した【毎日算数】の問題・答案板書に加えて、詳しい解説コメントやワンポイントアドバイス、別解なども含めて載せたいと思っています。
それでは、どうぞ。
大宮開成中学2020年度

〈レベル:入試基本〜標準レベル 目標解答時間:3分〉
三角形の角度を求める問題で、とてもオーソドックスなタイプだと思います。図形問題は複数の解法が考えられるので、1つの解き方だけではなく他の解き方を探すことで学習効果を倍増させることが出来ます。
図形って本当に奥が深いですね。
まずは、問題に挑戦してみてください。それから下の解説をご覧になってください。
** 解説 **

こちらが、解答のあくまで一例となります。
この解き方のポイントを解説すると、
- 図形の中の角に印をつけることで、解答の方針を立てやすくする
- ○印や×印それぞれの大きさはわからなくても、その和を求めることができる
- 大小さまざまな三角形に注目して考える
この3つのポイントは、中学入試の角度の問題ではよく用いられる考え方ですので、早い内にマスターすることをおすすめします。
この解き方の他にも、補助線を引いて解く・ブーメラン形を利用する、なども考えられます。
問題集に載っている角度問題を解く際にも、解答の方法や自分の方法以外にも他の解法がないか探してみることで、図形の力をつけることができるのでぜひ実践してみてください。
最後に、大宮開成中学の詳細はこちらから
(追記 11/26)
「毎日算数」という名前を冠する書籍や同様のブログ記事が複数散見されたので、名前を少しだけ変えて「算数日記」にしてみました。